2019年1月17日木曜日

今日は・・・

おはようございます、彩都(さいと)です。

今日は「おむすびの日」です。

なぜ、おむすびの日になったのか

今日、1月17日は阪神大震災より24年。
6434人の方が亡くなったあの震災。

ボランティアの炊き出しや、おむすびを配ってくれた善意への感謝と
お米、ご飯の大切さを忘れない、この日を忘れないようにと願いを込めて「ご飯を食べよう国民運動推進協議会」が制定したようです。

東日本大震災の時もおむすびは貴重なごちそうだったのです。



少し離れた徳島でも揺れは強く、その揺れで目を覚まし
これは普通ではないとテレビをつけると見慣れた神戸の街の惨状に目を疑ったのを覚えています。

三宮が、阪神高速が、長田の街が

翌朝も余震でカタカタと窓が揺れる音に目を覚まし、真っ先に思ったのは
「生きている」だったのを忘れません。



フォーカスされるのは発災した時のことが多いのですが

震災前日、あなたは何をしていましたか?
と言う神戸新聞のスレッドを見ました。

発災前日、そこには何時もの、当たり前の、普通の生活があったはずです。

翌日、1月17日、午前5時46分
そこから生活が一変します。

前日、夕焼けが異常に赤かった
夕ご飯の時に少し揺れた
連休最終日で家族と遊びに行っていたけど震災の記憶が強く忘れてしまった
インフルエンザや風邪で寝込んでいた
自分の誕生日でケーキが残ったから朝、食べようと冷蔵庫に入れた
長田区役所まで娘と散歩しビデオに収めた様子は数時間後に一変した
当時の母のお腹に私はいました。

前日の夜に親と喧嘩したまま震災にあった
神戸出張だったけど息子が生まれそうになったため出張を取りやめた


災害はいつ起こるか誰にもわかりません。

今日くらいは「生かされている」ことに感謝しながら生きたいと思います。





そして医療従事者として心のどこかに置いておかなくてはいけないのが
日本で最初にトリアージが行われたのが、この震災、県立淡路病院でした。

クラッシュ症候群
トリアージ
この言葉は、この震災で聞かれるようになりました。

トリアージは、はっきり言って命の選別です。

現状の医療提供状況で助かる命と、助けられない命を選別するのです。

未だ心臓が動いていても、呼吸をしていても助けられる命なら救命しますが
現状の医療提供では無理だと考えられると救命処置は行いません。
助けられる命を優先します。
それが災害医療なのです。

その当時、トリアージに対する理解がない時代
現場の医師の苦悩は計り知れません。



南海地震、東南海地震が言われている今
それぞれに災害への備えで助かる命はあります。

発災した後に後悔しないよう出来ることをして皆さん、備えてください。


犠牲者の方へ黙祷。


彩都 看護師 岩嵜


 


0 件のコメント:

コメントを投稿